モータースポーツはノーコンタクトスポーツ(主に車同士の故意の接触は許されないという意味です)であることをまずは心の一番底におくようにしてください。
そしてもう一つの大切なことは「あなた自身のドライビングスキルと他人のドライビングスキルを比較しない」という事です。
子供の頃にカートレースを経験した人とこれまでの人生でなじみのスーパーマーケットまでしか車を運転したことがない人の2人が、車で初めてサーキットを走る初心者として走り出した場合に同じスピードでサーキットを走る可能性は極めて低い事でしょう。
つまり、パッとサーキットで走り出すペースというのは十人十色であり、他人と比較すること自体に意味がないのです。
少し話がずれますが、レーシングドライビングにおいては、自動車レースに出場しライバルと切磋琢磨してお互いを高めあうような趣味の域を超えたプロドライバーともいえる領域になったとしても、最終的には己との戦いになります。
相手よりも上手く走りたいという比較する気持ちが強すぎると、己を見失う事になり兼ねません。特にサーキット走行に慣れないうちは、他人との比較を控えるように努め、徐々に経験を積んでいきましょう。
初めてサーキットを走る前にいきなりヘルメット、レーシングスーツ、レーシングシューズ、レーシンググローブが必要になる事はないと思います。(安全が確保された初心者向けのイベントなどには難しい事を考えすぎずに是非とも積極的に参加してくださいね!)
しかしながら、サーキットが初めてであろうと、大ベテランのプロレーサーであろうと、本来はその危険性に大差はないと思います。
そこで、ある程度のサーキット走行を重ねられた時点で、以下の6点は是非とも揃えましょう。
沢山のサーキット初心者をお相手してきて、ほとんどの方が驚かれるのはサーキット走行におけるシート位置です。
基本ですが、街中でよく見かける、シートを寝かして、ヒジを伸ばして、片腕はアームレストでお休み、何故か腰を45度ほどねじるという座り方の真逆を意識してください。
背をいつもより立て気味にして、シートとハンドルの位置を普段よりも2から3ステップぐらい近づけるのがとても大切です。
(ハンドルが真っすぐの状態で)ハンドルの9時15分辺り(9時の位置に左手、15分の位置に右手)に両手を添えるように、やさしくハンドルを握るイメージです。
そうする事のメリットは幾つかあり
などが手に入ります。
第1回: 走る前の鉄則。正しいドラポジと道具【サーキットの教科書 1】は以上になります。
次回は 第2回: タイヤと路面の関係・走行ラインの基本【サーキットの教科書 2】 になります。
良いレーシングドライビングライフを!!
