タイヤと路面が接する部分のことを「接地面」と呼んだり、イギリスですと「コンパクトパッチ」と呼んだりします。
重力のおかげで、その接地面では摩擦が発生します。その摩擦の力をタイヤグリップとして表したものが、中納がフリクションスクエアと呼んでいる以下の画像内の右側にある表となります。

正方形を45度転がしたような見た目のフリクションスクエアでは、正方形をなす4辺上がタイヤグリップの限界(100のグリップ)を表し、横方向にタイヤグリップを50使っている時は、加速もしくは減速には残りの50しかタイヤグリップを使えない事を指し示します。
(厳密にいうと少々違うのですが)つまり100を超えるところにはグリップは無いですよいう事と
ドライバーはタイヤと路面の接地面で発生する摩擦力、タイヤグリップに支配されているという事を理解しましょう。
* 特に初心者、経験の浅い方は、タイヤの4輪のグリップの合計がこのフリクションスクエアに凝縮されているとイメージしましょう。荷重まで考えだすと複雑になりすぎます。
以下の画像の右側に例えの右コーナーが書かれており、そのなかに、BP(ブレーキングポイント)、TP(ターニングポイント)、RP(ローテーションポイント 向きを変えるポイント)、CP(クリッピングポイント)、EP(エグジットポイント 出口ポイント)の5個のキーポイントと
基本のレーシングラインが緑、赤、オレンジ、紫、緑の線で描かれています。

5個のキーポイントの流れとしては
「BP」 コースの左端で出来るだけ真っすぐにブレーキを踏み始め、TPまでブレーキングを続ける
「TP」 ブレーキを弱めながら(右に)旋回をしていく
「RP」 (右に)旋回のみを行う
「CP」 コーナーで一番内側に付くポイント。ここからは旋回を減らしていくに従ってアクセルを徐々に踏んでいく
「EP」 コーナー出口。一番外側にはらむポイント。真っすぐに加速している
となり、
タイヤグリップを100とした場合、
緑、赤、オレンジ、紫、緑の各線の部分ごとでのタイヤグリップの使用イメージとしては
「緑線」 アクセル全開。加速に100
「赤線」 ブレーキに100
「オレンジ線」 ブレーキ + 横(右) = 100
「紫線」 横(右)に100
「緑線」 横(右) + 加速 =100
となります。
第2回: タイヤと路面の関係・走行ラインの基本【サーキットの教科書 2】は以上になります。
次回は 第3回: アウト・イン・アウトの本当のコツとは?【サーキットの教科書 3】 になります。
良いレーシングドライビングライフを!!
