第7回: タイムを削る!実践ブレーキング技術【サーキットの教科書 7】

「曲げるブレーキ」の難しさ

第6回「アクセルオンのコツ」で、コーナー出口のアクセルオンのコツは、ハンドルを真っすぐへ戻すに従ってアクセルペダルを踏む量を増やしていくというものでした。

「曲げるブレーキ」はブレーキペダルを踏む量を減らすに従って、ハンドルを切る量を増やしていくのですが

ブレーキペダルを離していきながら(マイナス方向の動き)ハンドルを切り足す(プラス方向の動き)という事で、サーキット初心者やサーキット走行の経験が浅い方の脳には処理し辛い操作が必要になります。

より頻繁に「曲げるブレーキ」が必要になるコーナーは

ずばり、低速コーナーです。

高速コーナーではRP(ローテーションポイント)からCP(クリッピングポイント)の距離が長い場合が多いです。このページの上の方にあるレーシングラインで紫線の部分です。「曲げるブレーキ」が要求されるオレンジ線の部分が短くなる傾向がありますので、おのずと「曲げるブレーキ」が余り必要ない場合が多くなります。

高速コーナーほどではないですが中速コーナーでも紫線の部分(距離)が割と長くなり、「曲げるブレーキ」が要求されるオレンジ線の部分が短くなる傾向がありますので、「曲げるブレーキ」を要求される状況がそれほど多くないと思われます。

そして低速コーナーでは、「曲げるブレーキ」が要求されるオレンジ線の部分が長くなる傾向があります。

サーキットごとの安全対策の状況にもよりますが、低速コーナーというのは旋回速度が遅いですので、仮にドライビング操作を誤ってスピンをしても大事には至らない可能性が概ね高いです。レーシングドライビングスキルの向上、改善は低速コーナーからというのがおすすめです。

それと合わせて、「曲げるブレーキ」がより頻繁に求められる低速コーナーは、「止めるブレーキ」「曲げるブレーキ」「シフトダウン」「ハンドルさばき」「アクセルオン」「視線の送り方」など、レーシングドライビングで求められる全ての要素が含まれますので、(安全を確保しながら)サーキット初心者やサーキット走行の経験が浅い方には打ってつけの練習ポイントとなります。


第7回: タイムを削る!実践ブレーキング技術【サーキットの教科書 7】は以上になります。

次回は 第8回: 「立ち上がり重視」か「コーナー重視」か【サーキットの教科書 8】 になります。

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